Rickenbacker 360/381/620/4003 などの上位機種に搭載されているRICK-O-SOUND(リックオーサウンド)システム。
フロントピックアップとリアピックアップの両方のサウンドが1つのステレオジャックからアウトプットされるというオンリー・ワンなこのシステム。
使用するには純正のキットが必要でしたが、オプション品であった上に2005年に生産完了し、現在では稀少なアイテムになっています。
フロントとリアそれぞれに役割を持たせた音作りが出来るので、ギター・ベースに関わらず、THE WHOのジョン・エントウィッスルのバイ・サウンド・システムのような、タイトな高音・太い低音といったようなキャラクターの違う音が共存した立体的な音作りが可能です。
Rickenbacker特有の5thコントロール・ノブを駆使し、アンプ2台のバランスをコントロールしたり、ノブをグリグリ回してのパンニングも可能です。
現在ではペダルサイズのブレンダーやミキサーがあるので、それぞれのピックアップの音作りした後、簡単に両者をブレンドし、さらにMIX音にエフェクターをかけた上で1つのアンプからの出力するなんてことも可能です。
クラシックなシステムに現在の機材を用いて新たなサウンドを作り出してみてはいかがでしょうか。
また、RickenbackerはRICK-O-SOUND使用時でも通常のモノラル・アウトも使用可能なので、最大で3つのアウトプットが可能です。
レコーディング時には同テイクが3系統で得られるので、必要に応じてミックスに足したりと面白い使い方が可能です。
せっかくRickenbackerの上位機種を所有していているのならばRICK-O-SOUNDを封じることなかれ。
全ての機能を使える状態にしておいて損は全くないでしょう!付属のケーブルにもヴィンテージ・サウンドにこだわり抜いた、当店オリジナルのBelden Vintage sound cableを特別にステレオ仕様にしたものが付属いたします。
RickenbackerのRICK-O-SOUND出力から本機への接続にお使いください。
こちらのケーブルはRickenbackerでの使用を前提としたケーブルですので、通常のステレオケーブルを使用するのに比べ、特性がマッチした音楽的に最適なサウンドを伝えてくれます。